対象疾患・治療
下部消化管
悪性腫瘍
大腸癌や神経内分泌腫瘍をはじめとする悪性疾患に対する治療を行います。手術は可能な限り低侵襲に行うことを信条とし、進行癌を含め手術のほとんどは腹腔鏡下もしくはロボット支援下に行います。
直腸癌に対しては全例ロボット支援下手術を行い、手術時ならびに手術後の身体への負担を軽減しています。肛門に近い下部直腸癌の場合でも、可能な限り肛門を温存します。究極の肛門温存術式である内肛門括約筋切除術(ISR) も行っています。このため、永久人工肛門になる例は極めて少ない状況です。進行した直腸癌では放射線治療を組み合わせることで,再発率を低くすることが可能です.
肝臓や肺に転移した症例の場合でも、薬物療法(抗がん剤治療)と手術を組み合わせることで、可能な限り根治を目指します。薬物療法では、がんの遺伝子検査を行い、患者さんに合わせた最適な治療方法を選択します。
遺伝性大腸癌
大腸癌や神経内分泌腫瘍をはじめとする悪性疾患に対する治療を行います。手術は可能な限り低侵襲に行うことを信条とし、進行癌を含め手術のほとんどは腹腔鏡下もしくはロボット支援下に行います。直腸癌に対しては全例ロボット支援下手術を行い、手術時ならびに手術後の身体への負担を軽減しています。肛門に近い下部直腸癌の場合でも、可能な限り肛門を温存します。究極の肛門温存術式である内肛門括約筋切除術(ISR) も行っています。このため、永久人工肛門になる例は極めて少ない状況です。進行した直腸癌では放射線治療を組み合わせることで,再発率を低くすることが可能です。
肝臓や肺に転移した症例の場合でも、薬物療法(抗がん剤治療)と手術を組み合わせることで、可能な限り根治を目指します。薬物療法では、がんの遺伝子検査を行い、患者さんに合わせた最適な治療方法を選択します。
炎症性腸疾患
潰瘍性大腸炎やクローン病に対する手術治療を行います。
潰瘍性大腸炎に対する大腸全摘術も腹腔鏡下に行うことで、患者さんに対する侵襲を少なくします。
肛門疾患
内痔核や痔瘻、肛門周囲膿瘍に対する治療を行います。また、直腸脱に対しては、根治的な腹腔鏡下直腸固定術や、高齢者に対する経肛門的な手術(Delorme法)など、患者さんの年齢や身体能力に合わせた治療方法をご提案します。
直腸腟瘻
保存的に改善しない場合、手術を考慮します。当科ではEndorectal advancement flap法を用いて良好な成績を収めています。また、薬物療法で手術を回避できる場合もあります。